Seminar

第一回バイオエコノミー研究所セミナー
September 11, 2020
バイオエコノミー時代のバイオテクノロジーの役割
京都大学・エネルギー理工学研究所 柴田 大輔
The roles of biotechnology in the Bio-economy era
Institute of Advanced Energy, Kyoto University, Gokasho, Uji, Kyoto 611-0011, Japan
Keywords: Paris Climate Agreement, Decarbonized Society, Renewable Energy, SDGs, ESG investment.

第2回バイオエコノミー研究所セミナー
November 27, 2020
社会課題を基軸とした事業展開
株式会社ちとせ研究所
Project Design Senor Manager 三本紘士
Project Design Researcher 林愛子
我々が直面している地球規模の社会課題の解決と持続的な発展を目指して、藻類による物質生産、永続的な農業生産、発酵生産に関わる事業展開の実例を紹介していただきます。

第3回バイオエコノミー研究所セミナー
January 25, 2021 (13:00-14:30)
気候変動とサーキュラー・バイオエコノミーのスピード感
東大院・農生科/VTTフィンランド技術研究センター 五十嵐 圭日子
「バイオエコノミー(Bioeconomy)」とは、生物圏に負荷をかけない経済活動を意味し、欧州を中心に広く浸透し始めている概念であり、国連の「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals; SDGs)」への貢献や、環境、社会、企業統治(environment, society, and governance; ESG)に配慮している企業を重視・選別して行う「ESG投資」への対策など様々な取り組みがこのバイオエコノミーに含まれる。我が国では、令和元年6月に閣議決定された「バイオ戦略」でようやく国として「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現(バイオファーストの実現)」という目標が定まったが、それに向けた実質的な行動に関しては未だに漠としている感は否めない。一方欧州では、バイオエコノミーがサーキュラーエコノミー(循環型経済)と合流した「サーキュラー・バイオエコノミー」として、より高度な環境施策が動き始めている。本講演では気候変動のもたらす異常気象と、それに対抗するための日本オリジナルのサーキュラー・バイオエコノミーのあり方をディスカッションしたい。

第4回バイオエコノミー研究所セミナー
2021年3月3日 13:30 − 15:00
植物による有用タンパク質生産
産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門
松村 健 先生
近年の国内外における植物工場を利用した医薬品等有用タンパク質生産の研究開発・事業化動向を遺伝子組換え植物体利用と一過性発現系利用に分けて紹介する。また、最近の国内企業における植物工場を利用した物質生産に関する関心の増加傾向に伴い、新たに、もしくは既存の植物工場を利用して当該分野における事業化を目標とした研究基盤施設を整備していく上で、どのような規制や課題があるかを、医薬品等の生産とそれ以外の製品に分けて具体的に取り上げてみたい。